赤ちゃんはお母さんのお腹の中で、
からだを折り曲げて膝を抱えたように水の中に浮かんでいる。
ぷかぷか無重力の世界
びよーんと手足を伸ばしても膜に当たって元の位置に戻ってくる
そして、生まれてくる時は子宮が収縮すると
むぎゅう、むぎゅうと押されたり
ちょっと狭いところで止まってしまったり、
そこから、頭をまわして、からだをねじって先へ先へ。
約10cmの大きな頭が産道を通り、子宮口から出てくるためには
頭の骨と骨を重ねあわせて頭の直径を小さくしてくれる。
誰に教わらなくても赤ちゃんはみんな知っている不思議。
だから、どの赤ちゃんも生まれてくるだけで
多かれ少なかれ歪みを持ってくる。
では、帝王切開なら歪みはない？
羊水の中でぷかぷかと浮かんでいた優しい世界から
いきなり、重力のある世界へ。
産道を通るために骨を重ねなくても やっぱり、身体に負担はかかるだろう。
赤ちゃん達は手足ばたばた動かしたり、
おっぱいを飲んだりすることで
その歪みを自分で整えていく
人間の体は良くできている。
でも、その歪みが大きいと
自分自身の力では取りきれなくて、
そして、それが気持ち悪くて気になって
眠りが浅かったり
うまくおっぱいが飲めなかったり
反りが強かったりするのかもしれない。
赤ちゃんの「歪み」は
薬や治療が必要なものというより
ちょっとした、本当に小さな小さな違和感のようなもの。
大丈夫なんだけれど、何だか変。ちょっと気になる。
だから
ご機嫌がわるかったり
泣いていることが多かったり
なかなか寝てくれなかったり。
周りに聞いても
「気にしすぎ」とか
「そのうち治るから。」なんて言われてしまうけれど
お母さんにとっては、とても大変なこと。
Cache-cache coucou！の赤ちゃん整体は
赤ちゃんの身体に優しく触れて（抱っこしているだけの時もある）、
緊張やこわばりを緩めていく。
部分的に硬くなったところが動きだし自律神経も整って
そうすると、赤ちゃんのからだは、自ら歪みを手放そうと動き出す。
赤ちゃんは若いだけあって、反応が本当に早いんです。
私がするのはちょっとしたお手伝い。
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